過去メルマガ1(心理的逆転とトラウマ)

第3回 人生で最も大切なものは何ですか

こんにちは、齊藤秀行です。

今回は、「人生で最も大切なものは何ですか」

についての内容を書いていきます。

 

いきなりですが、

『あなたの人生で最も大切なものは何ですか?』

と質問されたら、あなたは何て答えますか?

 

こんな質問いきなりされても困る人もいますよね^^;

私も以前はこういう質問をされて、「うーん」って感じでうなっていたことが多かったです。

 

 

価値観は、潜在意識を書き換えていくと変化していく

2013年12月までは、「家族」が一番大事であると私の中で結論づけていました。

もちろん、今でも家族は私の中ではとても大事です。

 

でも、もっと大事なものって、

実は自分自身であるとようやく気付いてきました。

自分の感情を大切にする。

これが最も大事であると今は思います。

 

ではなぜ、家族が一番大事であると言っておきながら、

自分が一番大事であるという結論になったのか、

それも含めてこれまでの経緯をお話していきます。

 

その理由ですが、これは私の生い立ちを読んでいただけたら、

ちょっとご理解いただけるのではないかと思います。

詳しいプロフィールはこちらをご覧下さい。

私は高校を卒業して浪人したばかりの5月のある日、

8学年年上で当時26歳の兄が自殺しました。

 

当時、両親は実家から50mほど離れたお店で小さな肉屋を経営していました。

予備校から家に帰宅して、母親に昼ご飯を準備してもらい、

昼ご飯を食べて2階に上がると、警察から電話がかかってきました。

受話器を取った母親の声がだんだん震えてきました。

2階にいた私も、母親の声の様子がおかしいと気づき、急いで1階に降りました。

 

「お兄ちゃん死んじゃったよーーー」

 

と母親が半べそをかいて、泣くのをこらえているかのように

家を出て店に行き、父親へ報告しに行きました。

 

急いで本人確認をして欲しいと言われて叔母に車を出してもらい、

両親、叔母、私の4人で警察署に向かいました。

 

車の中で父親が言った一言があります。

「信じられなくてよー。」

今でも鮮明に覚えています。

 

それはそうですよね。自分の子供が亡くなったという電話連絡を受けて、

確認もしないですぐに事実を受け入れることなんてできないと思います。

 

警察署に到着して、私たち家族は兄本人の顔を見る勇気がありませんでした。

そこで、叔母に確認してもらいました。

確認して帰ってきた叔母は、本人であることに間違いないと言っていました。

 

兄の顔を見てくれた叔母が、

「綺麗なお顔していたわよ」と言ったとたん、

両親も本当なんだって思い始めたようで、二人とも号泣しだしました。

 

 

両親とのバランスを保つように、私だけ無理に冷静を保っていた

私はその時、なぜか冷静さを保っていました。

親戚の叔母が、「秀ちゃんが一番冷静ね」

と言ってくれました。

 

今ならとてもよく分かるのですが、その時両親はパニックになって号泣していたので、

私はパニックにならないように、その場のバランスを保つかのように、

私は冷静さを保っていたように思います。

 

家に帰宅してからも号泣している両親のもとに、

親戚や肉屋の仲間が心配して駆けつけてくれました。

 

私もさすがにその場にいると崩れてしまいそうな自分がいたので、

2階に上がって受験勉強をしていました。

何かに没頭していないと、私も崩れてしまいそうだったからです。

 

今でもその当時のことを鮮明に思い出すことができます。

そして葬儀の最中、親戚の叔母の一人が私に優しく言ってくれました。

「これからは秀君がお父さん、お母さんを助けてあげてね。」

と。私も叔母のその言葉に、何の疑問も持たず、その通りだと思いました。

 

この時、私は心に誓いました。

これからは私が兄の代わりに両親を幸せにしようと。

そして、私自身も絶対に成功してやるって決めました。

 

この時の原動力は今でも私の人生の方向性の一つでもあります。

もちろん、今現在の結論として、自分が大事であるとは言っていますが、

家族を大切にしていくという想いは全く消えていません。

 

 

皮肉なことに、兄が自殺してから成績が急上昇

そして、葬儀が終わって1日に15時間以上の猛勉強をしていきました。

一ヶ月もしないうちに、それまで英語、数学、物理の

偏差値が55だったのが、偏差値65まで上がりました。

 

猛勉強の末、1998年3月、当時私の高校からは実績のなかった

念願の国立理系大学である電気通信大学に入学できました。

 

仏壇の前で両親が泣いてとても喜んでくれました。

今でもあの時の感動は忘れません。

 

その勢いで大学時代も勉強を頑張ってゴルフ部に入部して、

キャディーのバイトをしながら学業と両立させていきました。

 

両親が経営する小さな肉屋は、だんだん近所のスーパーに

お客さんが遠のき、年々売上が減っていきました。

 

それもあって、両親に金銭的な負担をかけたくないと思いました。

授業料を免除してもらうために、学業にも専念していたのです。

 

その甲斐もあって、卒業時には電子工学科を首席で卒業し、

運よく大手電機メーカー日本電気株式会社の推薦枠をいただきました。

 

自己都合で退職するまでの約4年2か月、

神奈川県にある半導体の開発試作工場で、技術開発をしていました。

 

これまでの経緯は、私の兄が自殺したということを書くことで同情してもらったり、

その後私が頑張ってエリート街道を手に入れたなど自慢話をしたいのではありません。

あくまでも過去の事実を淡々と書いているだけです。

 

ところが、当時自分が本当にエンジニアとしての仕事がやりたかったのか、

実はまだ分かっていませんでした。

 

開発って何なのか?どんな仕事をするのか?

ただ単に、開発という名前がかっこよさそうだから。

そんな程度の理由でした。

 

また、高校で数学の成績が良かったから。

小さい頃に流行ったゲームウオッチで、分解したら半導体が出てきたから、

半導体に興味を持ち、将来は半導体関連の仕事がしたい。

 

それだけの理由でした。

 

どんな仕事をするのか?

 

具体的に掘り下げないまま、無我夢中に頑張っていたので、

将来の仕事のイメージができていなかたのです。

 

そのため、せっかく入社した大企業なのにも関わらず、

仕事では何をやっているのか分からず、チンプンカンプンな状態でした。

 

OJTとして私に指導してくれることになった先輩に

何度も何度も同じことを質問しました。

 

同僚は東大、早稲田、慶應のエリート大学出身ばかりで

自分は仕事の話の内容についていくことができませんでした。

 

打ち合わせでは、何を話しているのか、

理解できなかったので、馬鹿を演じるようになっていきました。

 

馬鹿を演じていると、楽なんですね^^;

会社では、鬱っぽいような状態だったと思います。

 

でも、馬鹿を演じているので、周囲からは明るく見えてしまいます。

 

特に私は小さい頃から周囲に笑顔を振りまいて育っているので、

今でもそうなんですが、人生楽しそうに見えているんですね。

 

今は本当に楽しいですよ!

 

そのため、人によっては、私がニコニコしているのが気に入らない方もいることが分かりました。

「何笑ってんだよ?」と言う人がいて、当時の私にはさっぱり分かりませんでした。

 

中学校時代、いわゆる不良グループには特に目をつけられていました。

「あいつ、何いつも笑ってんだよ?気持ち悪いな」

といったように、気に入らなかったようです。

 

そんな人、見たことないですか?

 

会社員時代は、悩みとか打ち明けても、普段は明るくふるまってへらへらしていたので、

 

それはお前が甘えているだけだ、とか、

お前そんなこと思っていたのかよ?とか

色々言われたり、それを面白がって他の人に話したりされて、

私は心を閉じて、次第に話さなくなっていきました。

 

入社4年目にして、父親が痛風になり、立てることも

できない重症だったということもあり、退職することにしました。

 

その当時、ネットワークビジネスにもはまっていたことがあり、

(インターネットビジネスではないですよ!)

私は何をやっているのか、めちゃめちゃな状態でした。

 

その後、1年間のブランクを経て同じような職種の

半導体製造工場の生産技術として、転職しました。

ここでもやはりうまくいきませんでした。

 

次第に上司からの仕事に対しての圧力は増していきました。

30代前半の頃は会社に行くのが嫌で仕方なかったです。

給料泥棒とか、首にしてやりてーよ、と上司に散々言われて、

 

兄が自殺した当時の両親に対しての想いは、ほとんど消えかかっていました。

転職して2年経過して、技術の仕事には向いていないからと上司に言われ、

パワハラのようなことをされていました。

 

残業代つけないよね?とか、

休日には仕事しにくるんだよね?

でもタイムカード押さないよね?とか、

提出したレポートで一箇所間違えていたら、罰金1000円ね?とか、散々言われた挙句、

技術の仕事から、製造の仕事に異動することになりました。

 

理工系の大学を卒業したのに、現場作業者という仕事をすることになり、

現場の仲間から馬鹿にされたこともあります。

「おい!大卒!」という言葉をたくさん浴びてきました。

ここでも、馬鹿を演じることで、周りと合わせていました。

 

でも、根が真面目だったのと、現場作業は単調で楽チンでもあり、私が夜勤は体力がなくてできない。

と当時の上司に相談したら、日勤者として特別扱いしてくれ、

残業も休日出勤も好きなだけやれるようになりました。

 

パワハラされていた技術時代は、休日出勤しても残業しても、少なく申請していたのと、

毎晩のように晩酌していたので、全く貯金できていませんでした。

 

現場に異動してから、少しずつ貯金できるようになりました。

でも、現場作業者の中ではそれが面白くないと感じる人もいたようです。

私がわがままで夜勤をやらない、

現場でふざけたことばかり言っている、

会社首にしたほうがいいんじゃないの?

などと、事務所にいる部長級クラスの権力者に言いつける同僚も出てきました。

 

これには私は相当ショックでした。

でも、そういう人に限って、私には色々話しかけて仲良くなってくるフリをするんですね。

 

私がパワハラをされていたのを知っていた現場の同僚は、

私にパワハラした当時の上司とも仲が良かったほうなんですね。

それをいいことに、現場に異動になった時に、

私の味方になったような感じで、こんなふうに話しかけてくることがありました。

 

秀ちゃんも大変だよね?あの●●さんもちょっと言い過ぎだよね?と、

味方になったフリをして、私が当時抱いていた悩みを打ち明けると、

それを上塗りして当時の上司に報告しに行ったりしていたのです。

 

他の人から、危ない奴だから気をつけたほうがいいよ、

と教えてもらったりして、距離を置いていました。

 

もう、この会社の人に悩みを話すのはやめよう。と思いました。

孤独に一人で休憩時間を過ごすこともありました。

 

こんな会社、早く辞めてやりたい!そう思ってました。

 

転職活動もしましたが、技術から製造に異動になったというようなことを

正直に話してしまうため、面接で落ちてばかりいました。

自分に合う仕事なんてあるのだろうか?そう思ってました。

 

 

2010年1月から本格的に自分の内面を見つめてきました

現場作業をするようになって、3年経過する2010年1月、

感情を解放する様々な手法と巡り合いました。

 

それから、約3年間かけて自分の内面と向き合ってきました。

どんどんストレスが解放されて楽になっていきました。

 

自分を癒す過程で、気付いたことがあります。

私が兄の代わりに両親を幸せにしてやるんだ、という想いは

周囲から褒められたい、

周囲から認められたい

という想いからきていたことが分かってしまったのです。

 

実際、私がそれまでに立てた人生の目標の中で、

「両親を海外旅行に連れて行くこと」

としていました。

 

 

この他にもたくさん目標を掲げていたのですが、

ほとんど両親に関係するような目標ばかりだったんですね。

両親にマンションを買ってあげるだの、そういう目標でした。

 

この数年かけて自分を癒す過程でわかったのは、

両親を大切にしているということを周囲の人に、

「すごいね」、とか「えらいね」とか言われるような、

承認の欲求から来ていることも分かってしまったんです。

 

兄の代わりに、両親を幸せにしてやるんだ!兄のために成功してやるんだ!

という想いすら、認めてもらいたい欲求でもあったのです。

 

 

でも、それを乗り越えた上で、やはり自分と両親と過ごす時間は

短くなってきているのを実感し、今後は両親をもっと大切にしてあげたいという

自分の意志でそう思うようになりました。

 

自分の子供を失った辛さを間近で見ている私は

家族の大切さもとても大切だと分かってきたのです。

 

両親がいなければ、私はこの世にも存在していません。

今の嫁さんにも会っていないでしょう。

嫁さんの両親にも会っていないでしょう。

私を応援してくれる多くの人とも会っていなかったでしょう。

 

これから私のことを待っていてくれているであろう人もいるかもしれない、

 

そう考えると、一体自分は人生で何をしたいのか?

自分にとって、大切なものが何なのか?そういうものが、見えてきました。

かといって、人生の目的、自分は一体誰なのか?

明確に分かったかというと、もちろん、そうではないです。

 

ただ言えるのは、数年前の会社員時代から比べると

ほんの少し人生の方向性がはっきりしてきたのかな、という程度です。

 

それに、比較にならないほど、生きるのに楽になっていきました。

これだけは、はっきり明確に言えるのは、私がこの何年もかけて求めてきた人生の目的は、

「自分が幸せになってもいいんだ」

と自分なりに気づいたのです。

 

そうは言っても、家族、特に両親との関係が悪くて、

両親の顔は見るのも嫌だ、という人もいるかもしれませんね。

私も今は両親と過ごす時間を大切にしたい。

 

と言っておきながら、自分を癒す過程で、両親のことが嫌で嫌で仕方なくなることがありました。

今でもそういう時はたまにあります。でも、数年前に比べて信じられないほど仲良くなりました。

特に、両親って人間関係の原点でもあると思うんですね。

 

なので、色々人間関係で苦しんでいる方は、私もそうでしたが、

両親に対しての記憶を書き換えると、本当に劇的に変わっていきます。

 

もしここで、いや、そんなことないと思う、という方がいましたら、

私の個人セッションは受けないほうがいいです。

私の作った電子コンテンツを購入したり、セミナーに参加しないほうがいいです。

その理由はメルマガの一通目に書いてあります。

 

とは言っても、やはり色々な経験をされている方もいるでしょうから、

両親との関係だけではない、何か他の要因もあるかもしれないですね。

 

私の場合は、両親、身内との関係を改善してかなり楽になったので、

両親と仲良くなった方がいいんだろうなーと、漠然に思っているような方は、

私の個人セッションを受けるとうまくいく可能性はあります。

なぜか?

それは、私が現在夫婦や家族と仲良く過ごせているからです。

でも、時間かかりました。

 

一人で感情解放したり、個人セッションを何度も何度も受けたり、

仲間にセッションしてもらったり、他のセッションを受けたり、車1台買えるくらいお金を使いました。

 

それでも、自分を変えたかったんです。

その最大の理由の一つは、やっと私自身が心から信頼できる、パートナーに出会ったことです。

36歳の時でした。私なんかのことを好きだって言ってくれる最愛のパートナーに出会いました。

でも、結婚する前は自信がなかったんです。

だから、男なのにも関わらず、マリッジブルーみたいなものがありました。

こんなに人間関係苦しんでいる私が結婚なんかうまくいくはずがないって思っていました。

 

だから、結婚するまでに、どうしてもこの心のゴミを取り除いて、キレイにしておきたかったんです。

現在結婚して3年経過しています。

本当に仲良く、まるで兄弟かのように居心地がよく、穏やかな毎日を過ごしています。

 

自分で自分を癒し、そして、夫婦、家族、自分にとって大切な人を癒して、

これからの私の人生の方向性は、家族を含めて、

自分と縁のある人と、大切に時間を過ごすために、私は自由を得たいと思います。

 

自由っていうと、曖昧かもしれませんね^^;

自己啓発ばかりやってきたところで、こんな意見もあるのを見たことないですか?

もう自己啓発や自分磨きは終わりにしませんか?と。

この言葉にも迷ったことがあります。

あー、もう前に進まないでも、今のままでもいいんだ。と。

でも、思ったんです。

 

自分が学びたいと思ったら、学べばいい。

自分が休みたいと思ったら、休めばいい。

だから、これからも、自由に、型にはまらずに、もっと追求したいことは追求します。

 

海外旅行に行きたいと思ったら大切な仲間と行きます。

自分の大切な仲間と好きな時間を過ごしたい時は、自由に時間とお金を使います!

私の目指すこれからの人生の方向性は、ズバリ自由です。

 

そして、2014年1月にようやく気付いたのは、

自分自身の最もコアなものとは一体何なのかと言いますと、

自分を大切にすることが最も大切である

自分で自分を認めることの大切さ

自分で自分を許してあげることの大切さ

自分軸を強く、太くすることの大切さ

こういったものを、メルマガで発信していきたいと思います。

 

あなたの人生で最も大切なものは何ですか?

よろしかったら聞かせてもらえたらとても嬉しいです^^

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